関連情報†
- HDD基盤交換
- HDDの円盤移植による修理
- HGST製HDD 友の会 Part139
- HDDモーターが回らないとき
- 水没HDDの復旧
- HDP725050GLA360で元のフラッシュメモリ移植で成功
- 致命的なバグでロックされたST31000333ASをシリアルで繋いでコマンドを叩いて復旧した
動画など†
- HDD分解 HGST 160G
- HDT721010SLA360 (1TB)
- HDS721050CLA360 モーター交換 (500GB)
- HDS721050CLA362 (500GB)
- HDP725050GLA360 (500GB)
- HTS53280L9A300 モーター交換
- HDS721680PLA380 (80GB)
- HTS541010A9E680 (1TB、2.5インチ)
- HTS543280L9A300 (80GB、2.5インチ)
- HTS5432800L9A300
- IC35L060AVV207-0 ファームウェア
- HDDの中身(駆動部)を交換してみた
ATF採用HDDをXPで使うツール†
XP:Windows XPのこと
Hitachi Align Tool†
使い方
Hitachi Align Toolは、Wester DigitalのWD Alignと同じAcronisのソフトが使われています。
見た目や操作も全く同じなので、WD Alignも参考にされてください。
Align Toolを実行する場合は、XPで予めフォーマットしておきます。
フォーマットしていないとAlign Toolでハードディスクの操作ができません。
ディスク1に増設しているのが、HitachiのAFT ハードディスク 1TB。
よくあるトラブル†
- HITACHI(日立)のDESKSTARシリーズ(ガラスプラッターが採用されている)では、プラッターの磁性層が剥がれ落ちてしまい、プラッターが透けるほどに磁性層が剥離し、HDDケース内に粉塵が飛散してしまう障害が発生することがあります。
- プラッターが透けて見えるほどに磁性層が剥離した場合、当然HDDはBIOSから認識されなくなりますが、その過程で、アクセススピードが著しく低下したり、大量のバッドセクターが発生するなどの症状が現れます。
- その他の代表な故障症状としては、異常な発熱やサージ電流に起因するHDD基盤の故障です。
- 不安定なパワーサプライユニットにハードディスクを接続した場合などには、モータコントローラチップの焼け焦げ・破裂または結線が焼ききれる現象が生じる場合があります。
- 最新ドライブの多くは、HITACHI(日立)のHDDを含めて、ハードディスク基盤のROMに、Adaptives(適合値)と呼ばれるユニークなパラメーターを記録しており、この値をヘッドディスクアッセンブリの値と一致させる必要があります。
- このAdaptives(適合値)が適合しないHDD基盤を移植してしまうと、データ復旧の可能性を失わせる事となってしまいます。
HDD分解アイテム†
- HDDを分解するのに必要なドライバ
- トルクスって名称のものが一般的 (3.5インチHDDの場合、 T-8やT-6くらいがあればよい)
- エアブロア等塵を吹き飛ばす道具、エアスプレーでもOK
- カッターナイフ
- マジックか、ラベル等、HDDを識別しやすくするためのもの
- ピンセット、ドライバ等工具類、非磁性のものだとベター
- つまようじ。ヘッドをプラッターの間に入れるときに間に挟む ttp://m.internet.watch.impress.co.jp/docs/special/20110113_418620.html
【EEPROM 情報】†
EEPROMは、不揮発性メモリのことです。
- HDP725050GLA360
- ローム社のRL76?で、SOP8パッケージです。
【ヘッドのFPC情報】†
FPC →フレキシブルプリント配線板のこと
ヘッド数6、プラッタ3枚†
HDT721010SLA360 1TB†
ヘッドのフレキシブルプリント配線板 (FPC)
HDD製造日 | 配線板表示1 | 配線板 表示2 | 配線板 表示3 (側面) | 配線板 表示4 (側面) | |
HDT721010SLA360 1TB |
※配線板 表示2は、製造週
3108→2008年31週
【ヘッド数 情報】†
ヘッド数6、プラッタ3枚†
型番 | 容量 | Buffer | プラッタ | ヘッド数 | ディスク数 | ファームウェア |
HDT721010SLA360 | 1TB | 16 | ~375 | 6 | 3 | |
HUA721050KLA330 | 500 | 32 | 200 | 6 | 3 | |
HDT725050VLA360/A380 | 500 | 8/16 | 167 | 6 | 3 | |
HDT725050VLAT80 | 500 | 8 | 167 | 6 | 3 | |
HDT725040VLA360/A380 | 400 | 8/16 | 167 | 6 | 3 | |
HDT725040VLAT80 | 400 | 8 | 167 | 6 | 3 | |
HDS722525VLSA80 | 250 | 8 | 100? | 6 | 3 | |
HDS722525VLAT80 | 250 | 8 | 100? | 6 | 3 |
ヘッド交換したいが、安い容量の少ないHDDと互換性があるのでしょうか?
ヘッド数4、プラッタ2枚†
型番 | 容量 | Buffer | プラッタ | ヘッド数 | ディスク数 | ファームウェア |
HDT721075SLA360 | 750 | 16 | ~375 | 4 | 2 | |
HDT721064SLA360 | 640 | 16 | ~375 | 4 | 2 | |
HDP725050GLA360/380 | 500 | 8/16 | 250 | 4 | 2 | |
HDP725050GLAT80 | 500 | 8 | 250 | 4 | 2 | |
HDP725040GLA360/380 | 400 | 8/16 | 250 | 4 | 2 | |
HDP725040GLAT80 | 400 | 8 | 250 | 4 | 2 | |
HDT725032VLA360/A380 | 320 | 8/16 | 167 | 4 | 2 | |
HDT725032VLAT80 | 320 | 8 | 167 | 4 | 2 | |
HDT725025VLA360/A380 | 250 | 8/16 | 167 | 4 | 2 | |
HDT725025VLAT80 | 250 | 8 | 167 | 4 | 2 | |
HDT722525DLA380/AT80 | 250 | 8 | 125 | 4 | 2 | |
HDS722516VLSA80 | 160 | 8 | 100? | 4 | 2 | |
HDS722516VLAT20/80 | 160 | 2/8 | 100? | 4 | 2 |
ヘッド交換したいが、安い容量の少ないHDDと互換性があるのでしょうか?
ヘッド数10、プラッタ5枚†
型番 | 容量 | Buffer | プラッタ | ヘッド数 | ディスク数 | ファームウェア |
HUA721010KLA330 | 1TB | 32 | 200 | 10 | 5 | |
HDS721010KLA330 | 1TB | 32 | 200 | 10 | 5 | |
HDS724040KLSA80 | 500 | 16 | 100? | 10 | 5 | |
HDS724040KLAT80 | 400 | 16 | 100? | 10 | 5 | |
HDS725050KLA360/AT80 | 500 | 8 | 100 | 10 | 5 | |
HDS724040KLSA80 | 400 | 8 | 80 | 10 | 5 | |
HDS724040KLAT80 | 400 | 8 | 80 | 10 | 5 |
ヘッド数8、プラッタ4枚†
型番 | 容量 | Buffer | プラッタ | ヘッド数 | ディスク数 | ファームウェア |
HDS721075KLA330 | 750 | 32 | 200 | 8 | 4 |
ヘッド数3、プラッタ2枚†
型番 | 容量 | Buffer | プラッタ | ヘッド数 | ディスク数 | ファームウェア |
HDT721050SLA360 | 500 | 16 | ~375 | 3 | 2 | |
HDP725032GLA360/380 | 320 | 8/16 | 250 | 3 | 2 | |
HDP725032GLAT80 | 320 | 8 | 250 | 3 | 2 | |
HDT722516DLA380/AT80 | 160 | 8 | 125 | 3 | 2 | |
HDS722512VLSA80 | 120 | 8 | 100? | 3 | 2 | |
HDS722512VLAT20/80 | 120 | 2/8 | 100? | 3 | 2 |
ヘッド数2、プラッタ1枚†
型番 | 容量 | Buffer | プラッタ | ヘッド数 | ディスク数 | ファームウェア |
HDT721032SLA360 | 320 | 16 | 320~ | 2 | 1 | |
HDT721025SLA380 | 250 | 8 | 320~ | 2 | 1 | |
HDP725025GLA380 | 250 | 8 | 250 | 2 | 1 | |
HDP725025GLAT80 | 250 | 8 | 250 | 2 | 1 | |
HDS721616PLA380 | 160 | 8 | 160 | 2 | 1 | |
HDS721616PLAT80 | 160 | 8 | 160 | 2 | 1 | |
HDS722580VLAT20/80 | 80 | 2/8 | 100? | 2 | 1 |
ヘッド数1、プラッタ1枚†
型番 | 容量 | Buffer | プラッタ | ヘッド数 | ディスク数 | ファームウェア |
HDT721016SLA380 | 160 | 8 | 320~ | 1 | 1 | |
HDS721680PLA380 | 80 | 8 | 160 | 1 | 1 | |
HDS721680PLAT80 | 80 | 8 | 160 | 1 | 1 | |
HDS722540VLAT20 | 40 | 8 | 100? | 1 | 1 |
【HDD裏基板 情報】†
HDT721010SLA360 1TB†
HDT721010SLA360 1TB
製造日 | 基板裏面のシール | チップ1 | チップ2 | シルク印刷 | スポンジの色 | ファームウェア |
? | ? |
【ヘッド数、プラッタ数 まとめ】†
ヘッド数、プラッタ数一覧 http://www.amrstation.com/style/media/hdd.html
HITACHI
型番 | 容量 | Buffer | プラッタ | ヘッド数 | ディスク数 | |
HDT721010SLA360 | 1TB | 16 | ~375 | 6 | 3 | |
HDT721075SLA360 | 750 | 16 | ~375 | 4 | 2 | |
HDT721064SLA360 | 640 | 16 | ~375 | 4 | 2 | |
HDT721050SLA360 | 500 | 16 | ~375 | 3 | 2 | |
HDT721032SLA360 | 320 | 16 | 320~ | 2 | 1 | |
HDT721025SLA380 | 250 | 8 | 320~ | 2 | 1 | |
HDT721016SLA380 | 160 | 8 | 320~ | 1 | 1 | |
HUA721010KLA330 | 1TB | 32 | 200 | 10 | 5 | |
HUA721075KLA330 | 750 | 32 | 200 | 8 | 4 | |
HUA721050KLA330 | 500 | 32 | 200 | 6 | 3 | |
HDS721010KLA330 | 1TB | 32 | 200 | 10 | 5 | |
HDS721075KLA330 | 750 | 32 | 200 | 8 | 4 | |
HDP725050GLA360/380 | 500 | 8/16 | 250 | 4 | 2 | |
HDP725050GLAT80 | 500 | 8 | 250 | 4 | 2 | |
HDP725040GLA360/380 | 400 | 8/16 | 250 | 4 | 2 | |
HDP725040GLAT80 | 400 | 8 | 250 | 4 | 2 | |
HDP725032GLA360/380 | 320 | 8/16 | 250 | 3 | 2 | |
HDP725032GLAT80 | 320 | 8 | 250 | 3 | 2 | |
HDP725025GLA380 | 250 | 8 | 250 | 2 | 1 | |
HDP725025GLAT80 | 250 | 8 | 250 | 2 | 1 | |
HDT725050VLA360/A380 | 500 | 8/16 | 167 | 6 | 3 | |
HDT725050VLAT80 | 500 | 8 | 167 | 6 | 3 | |
HDT725040VLA360/A380 | 400 | 8/16 | 167 | 6 | 3 | |
HDT725040VLAT80 | 400 | 8 | 167 | 6 | 3 | |
HDT725032VLA360/A380 | 320 | 8/16 | 167 | 4 | 2 | |
HDT725032VLAT80 | 320 | 8 | 167 | 4 | 2 | |
HDT725025VLA360/A380 | 250 | 8/16 | 167 | 4 | 2 | |
HDT725025VLAT80 | 250 | 8 | 167 | 4 | 2 | |
HDS721616PLA380 | 160 | 8 | 160 | 2 | 1 | |
HDS721616PLAT80 | 160 | 8 | 160 | 2 | 1 | |
HDS721680PLA380 | 80 | 8 | 160 | 1 | 1 | |
HDS721680PLAT80 | 80 | 8 | 160 | 1 | 1 | |
HDT722525DLA380/AT80 | 250 | 8 | 125 | 4 | 2 | |
HDT722516DLA380/AT80 | 160 | 8 | 125 | 3 | 2 | |
HDS724040KLSA80 | 500 | 16 | 100? | 10 | 5 | |
HDS724040KLAT80 | 400 | 16 | 100? | 10 | 5 | |
HDS725050KLA360/AT80 | 500 | 8 | 100 | 10 | 5 | |
HDS724040KLSA80 | 400 | 8 | 80 | 10 | 5 | |
HDS724040KLAT80 | 400 | 8 | 80 | 10 | 5 | |
HDS722525VLSA80 | 250 | 8 | 100? | 6 | 3 | |
HDS722525VLAT80 | 250 | 8 | 100? | 6 | 3 | |
HDS722516VLSA80 | 160 | 8 | 100? | 4 | 2 | |
HDS722516VLAT20/80 | 160 | 2/8 | 100? | 4 | 2 | |
HDS722512VLSA80 | 120 | 8 | 100? | 3 | 2 | |
HDS722512VLAT20/80 | 120 | 2/8 | 100? | 3 | 2 | |
HDS722580VLAT20/80 | 80 | 2/8 | 100? | 2 | 1 | |
HDS722540VLAT20 | 40 | 8 | 100? | 1 | 1 |
故障HDP725050GLA360 (500GB) 修理†
中古で同型番で製造日が同月生産のHDDを入手。
(1)単純に基板交換したら→失敗
最初に「カカッ」と動いて終わり。
(電源を入れてスピンアップした後は、ヘッドが「カカカカッ、カッカーッ!」っと動いてパワーオンセルフテスト(POST)を行うはずだが、それがない。)
(2)次に不揮発性メモリ(EEPROM)を交換したら→成功
不揮発性メモリ(EEPROM)探すと、 ローム社のRL76?(SOP8パッケージです)を発見。 これを基板上から引っぺがします。
- ピンを1本1本浮かせてると曲げたり折ったりして危険だし、何より時間が掛かるので、今回はこうやって外します。
- 一旦全部の足にハンダを盛って、
- 片列のハンダを一気に溶かしたところで持ち上げて基板から分離させます。
- 馴れてくると両列の半田を一気にばばっと溶かし、ピンセットでひょいっとつまんで外すことも出来ますが、私はヘタレなのでこの方法で。
- もう反対側の列も同様に、一列一気にハンダを溶かし、溶けたところでピンセットでつまんで持ち上げればOK。 モタモタしてるとすぐにハンダが固まってしまうので、手早くやる必要があります。
- 取り外し完了。 パターンに余分に乗ったハンダは、ハンダ吸い取り線で吸って綺麗にしてあげましょう。 また、足したハンダから出たヤニもアルコールで拭いて綺麗にしておきます。
- 両方とも取り外せたら、被災基板に乗っていたEEPROMをドナー基板に移植します。 端っこの1ピンだけ軽くハンダ付けして大凡の位置決めを行い、位置が決まったら全ピンを丁寧に半田付けしていきます。 移植が完了。
サルベージすることに成功。
ヘッド交換ツール†
- 自作ストッパー
- 名刺の二つ折り
- 2重に二つ折り(※ヘッド交換成功動画)
- 作業時にストッパーがズレて磁気ヘッドが避難所などや他の部分に接触→認識失敗のパターンが多いです。角度が変わったり、傷で情報を読めない場合が多い。練習必要。
ヘッドの先端は絶対に触ってはいけませんし、変形して誤差が0.1mmでもダメです。かなりの経験値必要。
- 名刺の二つ折り
ヘッド交換†
- 先っぽの磁気ヘッドの1cmくらいのところが柔らかく、そこに何か(ストッパー)をはさめる。
- スイングアームのところは、硬くはさめても意味がない。ヘッド全体を抜き差し時、ストッパーがズレて磁気ヘッドが下がり接触(避難所のところや磁気ヘッドどうし接触)したら、もう読み込めない。専用機具のようにしっかり動かないように固定させ、磁気ヘッドが接触しないようにする。
- 壊れたHDDの場合、ヘッド全体が避難所になくプラッタ上のあるので、奥まではめられるタイプの専用機具があった方がいい。
- 無いときは、自作になるが、別の壊れたHDD(WD製3プラッタのジャンクなど)を使って、車などで使うパテ?(固まる)などを使って雛形を作るのもありかも。厚さ0.7〜1mmくらいものをプラッタ上(上下の面)にくっつけて、磁気ヘッドの辺りは、0.5mmくらいの厚さ(完成時、下に潜り込めるように薄く)にしてパテをぬり。固まったら崩れ無いように取る。固定用の穴(アーム根元など)を作りピンを刺せたらなおいいけど。注意、まだ試してないので、成功するかは後日。
- 練習で、容量の少ないジャンクの正常HDDのヘッド全体を取って→取り付けて→HDDを認識と出来たならば上級者です。
- ヘッド全体の取り外しの過程でストッパがズレて磁気が下がり接触したらアウトの場合が多いです。(また、ヘッドを調達してチャレンジできればいいけど…) 自信がつくまで、練習必要です。(専用固定機具は、高いので、自作の方法を探しましょう)
- ヘッド全体を取り外したり、取り付けたりするときに、プラッタの外側(トラック0領域)を汚したり指紋をつけたりしないようにしましょう。
物理的障害†
1 基盤不良†
基盤障害には、ROM、コントロールチップなどの障害があります。
古いタイプのHDDでは基盤交換で直ることがあります。
最近のHDDは基盤交換しただけでは直りません。基盤はそのHDDだけの固有のものであり、他のHDDの基盤を移設しても動作しません。
代表的な症状・・・モーターが回転しない、IDを認識しない、BIOSでHDDを認識しない。
2 ヘッド障害†
ほとんどの場合、カッチンカッチンというような異音がします。
BIOSでHDDを認識しないなどの症状になります。
ヘッド交換することにより修復できますが、たいていプラッタ障害も発生しているため時間がかかる場合もあります。
3 モーター障害†
モーター自体の故障による障害で、あまり多くはない。
モーター自体を交換するか、プラッタを交換することにより修理可能。
4 HDDの制御・コントロールのプログラム保存領域の障害†
サービスエリア(SA)と呼びます。
特殊な機器がない限りSAの修復は不可能で、やっかいな故障です。
代表的な症状・・・HDDを認識しない、容量が誤表示、LBA、Firmwareのバージョンなどの基本情報が表示されない。
5 ヘッドがプラッタに吸着する障害†
停電、落下、転倒などによりヘッドがランプエリア、CSSゾーンなどの退避エリアにに退避できずプラッタ上に停止、ヘッドがプラッタに吸着する障害です。
スティクションが発生するとモーターが回転できなくなったり、ヘッドが壊れる場合もある。
この状態では繰り返し電源をいれるとプラッタに修復不能の損傷を与えることがある。
6 不良セクタ†
物理的な不良セクタは修復できず、この部分にあるファイル等の救出はできません。
代表的な物理的不良セクタには、スクラッチ(キズ)などがあります。
物理的な不良セクタが多数ある場合、HDD修理には非常に時間がかかります。
代表的な症状・・・Windowsが起動しない、ブルースクリーン、HDDをUSB接続しても認識しないなどの症状となります。
7 キズ†
プラッタの表面に物理的にキズがついたもの。
高温などでプラッタが歪み、ヘッドがプラッタと接触して同心円状のキズがついたりする。
異音がしているとき、何度も電源をいれたりするとキズが拡大し、多くのデータが救出できなくなる。
異音がしている場合は電源は絶対に入れないでください。
HDDを転倒・落下させたりした場合、たいていプラッタにキズがついています。
小さいキズの場合は、その場所を避けてデータを救出します。
大きいキズの場合には、傷ついたプラッタ以外の正常なプラッタからデータを救出することが可能です。
症状†
1 基盤のチップが焼損†
この場合、基盤だけ交換して修理完了というわけにはいきません。
たいていプラッタ、SAなどに障害が発生しています。
2 モーターが回転していない†
モーター障害の場合、ヘッド障害、磁気障害などを併発している場合が多い。
3 ヘッド障害†
たいていカッチンカッチンと異音がします。
ヘッド交換にあまり時間はかかりませんが、ヘッド故障だけが原因の場合は少なく、複合的な障害が多いです。
磁気劣化が進行するとヘッド障害が発生します。
ほとんどのものが、ヘッド交換しても、大量の不良セクタの修理が必要となります。
磁気劣化が少ない場合でも、SA障害、チップ障害など複合的な故障になっているものがほとんどです。
ヘッド交換には、同型のHDDが必要となりますが、HDDを購入される場合はポピュラーなタイプのものを購入してください。
HDDは5年以内に交換されることをお薦めします。
です。
today 5 / yesterday 1